神無月

北海道の東海上には高気圧がある。一方日本海西部には低気圧がある。
北東気流が入り、冷たい雨の1日となった。最高気温は13.1度で、この秋の低い記録を更新した。


今日は鉄道の旅として、JR上越線の越後湯沢-高崎間を旅してきた。94.2kmの道程である。
まず新幹線で越後湯沢に向かったが、乗った新幹線は「上越新幹線大宮開業25周年記念号 とき25号」という臨時列車である。上越新幹線ももう25年になるのかと開業当時のことを思い出した。

関東地方の雨空から一転して越後湯沢は晴れていた。

やってきた列車は3両編成の水上行き。

越後湯沢からしばらくは魚野川沿いの低地を進んでゆく。まわりの山々の紅葉が美しい。越後中里を過ぎると次第に山が迫ってきてトンネルに進入する。このトンネルは上越線の上り線にある2つのループ線のひとつである。トンネルを抜けた山間の駅土樽を過ぎるといよいよ分水嶺越えの清水トンネルに入る。2000m級の山が連なる三国山脈の下を一気に抜けると土合駅に到着。いくつかトンネルを過ぎ、第二のループ線に差しかかる。眼下にループを降りた先の線路がよく見える。やがて湯檜曽駅に到着。ここからは、利根川に沿って線路が走っている。利根川沿いの峡谷の紅葉と水の青緑色の対比がなんとも美しい。やがて、水上駅に到着。


ここで列車を乗り換える。今度は4両編成の高崎行き。
利根川沿いの谷に沿って列車は軽快に下ってゆく。沼田駅を過ぎ敷島駅までは利根川を何度も渡り、紅葉ともあいまって綺麗な川沿いの風景が続く。
敷島駅を過ぎると平地が広がってきて、風景が変化してくる。
次第に沿線に住宅も増えてきて、列車は高崎に到着。

行程は次の通り。
つくば8:11→[つくばExp]→8:41南流山8:55→[武蔵野線]→9:19南浦和→[京浜東北線]→大宮10:00→[上越新幹線とき25]→11:15越後湯沢11:58→[上越線]→12:38水上12:45→[上越線]→13:49高崎13:56→[長野新幹線あさま526]→14:26大宮14:40→[東北本線]→15:05上野→[京浜東北線]→秋葉原17:00→[つくばExp]→17:45つくば